ヨツバシオガマ
夏の山のお花畑を彩る鮮やかな花…
’09. 8.20. 飯豊山にて 山上に広がるお花畑。そこに点在する花…
’00. 7.14. 芦別岳にて 花は下から上に向けて順に咲く…
’03. 8. 7. 北アルプス・双六岳にて くちばし状の上唇が特徴的…
’03. 8.13. 早池峰山にて より細かく分類されたりもする…
’12. 7.19. 八甲田山にて ハッコウダシオガマは大型で花穂が長い…
’12. 8. 3. 大雪山にて これは普通のヨツバシオガマ…
順に咲き上がり、早く咲いた花はしぼんでしまう…
’17. 7.11. 北海道・徳瞬瞥山にて あまり見ない咲き揃った姿…
浜で目立つ塩竈。葉まで目立つのでシオガマ。…ダジャレか。平地ではあまり見ないシオガマギク属。山では目立つ存在。ほかにも多くのきれいな花があります。ゴマノハグサ科だったのですが、分類が見直されて今はハマウツボ科だそうです…
北アルプスの山々
夏山シーズン到来。人気の北アルプスへ…
’96. 8.22. 赤牛岳に向かう稜線からの水晶岳。奥に槍ヶ岳が見える…
’94. 7.17. 雲湧く奥大日岳…
’91. 8.26. カールを抱く黒部五郎岳…
’89. 8.20. 北穂高岳にて 涸沢カール、北尾根、前穂高岳、そして奥穂高岳…
’96. 8.19. 樅沢岳にて 槍ヶ岳。左は大天井岳。夕方…
’94. 7.16. 大日岳にて 雲海に浮かぶ毛勝山。夕日に染まる…
さらに南、大きな薬師岳。雲海。夕日が雲を照らす…
’89. 8.20. 穂高岳山荘にて 暮れ行くジャンダルム…
’89. 8.10. 雪倉岳避難小屋にて 夜の白馬岳…
憧れの北アルプス。暑さとは無縁の山上の楽園。絶景…。今年は猛暑。小諸でも暑い。もっと暑いところがある。分かっていても耐え難い暑さ。思考が停止しそうです…
シャジクソウ
どこでも見かける雑草。シロツメクサ。クローバー…
’17. 7.15. 霧多布にて よく見るときれいな花。マメ科らしい蝶形花…
’15. 6.10. 東太郎山にて こちらはムラサキツメクサ。ともに外来種…
’99. 7.29. 三方ヶ峰にて そしてこれがシャジクソウのつぼみ…
’99. 7.24. 烏帽子岳にて 咲き始め。皆マメ科シャジクソウ属…
’97. 7.19. 三方ヶ峰にて シャジクソウはこの属唯一の在来種…
’94. 7.11. 三方ヶ峰にて 浅間山周辺や湯の丸高原では珍しくないものの…
’97. 7. 6. 浅間山にて 分布は北海道、宮城、群馬、長野と限定的…
’99. 7.24. 烏帽子岳にて 山でしか見たことがないのですが…
’14. 7. 8. 烏帽子岳にて 海岸の岩場でも見られるらしい…
’98. 8.14. 三方ヶ峰にて やがてマメ科らしい実ができる…
放射状の小葉から車軸草。小さいけれど色鮮やか。車軸藻植物というのがあって、両者が同時に語られることはないとは思うのですが、紛らわしい。ちなみに種のレベルではシャジクモ。これで煩雑さは解消!?むしろ複雑…
栗の花
1992年、小諸に引っ越してきた当時から庭にあった切り株。よくひこばえして、その内の数本を残してみる。何の木だろう…
2003年7月5日、大きくなって花をつけて…
枯れて行く多数の雄花の付け根の方に、わずかに膨らむ若い実…
まだ小さいけれど、いがになるのは分かる…
7月20日、雄花の房は落としたものの、まだまだ小さい…
いがは小さな虫に対する防御ではなさそうだ…
8月25日、こうなれば誰が見ても間違いない、クリ…
でもまだ小さい…
10月2日、しっかり熟してイガが割れる…
落ちたクリ。実が入ったのは3つの内1つ…
収穫…
昔、クリの花が何故あんなクリの実になるのか不思議でした。多くの花が房になって咲いているという認識がなくて、房全体がひとつの花と思ってしまっていたのです。最初は何の木かも分からなかった切り株が、今は屋根を越える高さに成長しています。身近に観察すると小さな発見があります。今は盛んに雄花を落として、その房が雨に濡れています。今年も実りの秋が楽しみです…
コマクサ
高山植物の女王として人気の花…
’17. 7.18. 大雪山にて 客寄せにされるほどの人気…
’12. 8. 3. 大雪山にて 柵越しで見る花…
’00. 7.15. オプタテシケ山にて それが登山道に咲いていたり…
’17. 7. 9. 秋田駒ヶ岳にて 斜面に無数に咲いていたり…
’03. 7.19. 八間山にて 吹きさらしの場所…
’14. 7.15. 八ヶ岳にて 安定しない砂礫…
’16. 7.12. 西篭ノ登山にて ほかの植物が生育できない場所で咲く…
’02. 6.28. 烏帽子岳にて ウスバキチョウの食草…
’03. 6.27. 三方ヶ峰にて 受粉に関与する特定の蜂がいたはず…
’96. 7. 7. 三方ヶ峰にて 人との関わりで野性味を減じた印象…
’96. 7. 7. 三方ヶ峰にて でもやっぱり、女王は女王…
憧れの高山植物。でも柵越しに大勢の人と競って見るようなこともあって、ちょっとげんなり。ただ登山道に咲くコマクサを踏まないように小石で囲ってあったり、柵のない群生地で自分ひとりだったり…。特徴的で魅力的な花。やはり高山植物の女王、かな…
苔生す原生林
巨岩累々たる火山だった北八ヶ岳に植物が侵入…
薄く土壌ができ、やがて樹林を形成する…
岩の上で芽吹いた木は岩を抱えて成長し、腐りにくい葉を落とす…
種の詰まった球果はトウヒのものか。コケも蒴を伸ばし、胞子を飛ばす…
芽吹いているのはシラビソ?コケとあまり変わらない…
さまざまなコケや地衣類…
種子植物も、次世代の若木も、競うように育っている…
木を枯らすきのこ。でも菌類は丈夫な植物体を分解し、土に返す役割を担う…
弱って倒れた木に、地中深く伸びる太い根はない…
倒木の上に芽吹き、育つ。倒木は朽ち、消え失せる。その木も今は苔生して…
切り株は山。コケは樹林に見えてくる…
’11. 7. 1. 北八ヶ岳で撮影。しゃがみこんでじっくりコケを見ていると、鬱蒼とした樹林のように思えます。ジオラマのような小さな生態系。そして極相林を造るほどの長い年月が経っているのに、未だに浅い土壌。自然の中で少し想像力を働かせると、空間的、時間的スケールが大きく広がって、よりいっそう自然を楽しむことができます…
レンゲツツジ
大きな花の山のツツジ。大きな群生地もある…
種を飛ばした去年の実も残る芽吹き。つぼみの固まりがほぐれる…
若葉を広げつつ、ひとつひとつのつぼみが分かるようになる…
ここまで ’17. 5.29. 根子岳にて つぼみが膨らむ…
’16. 6.10. 群馬・鹿沢にて 新緑に映える開花…
’17. 5.31. 佐渡島にて 山の稜線に咲く…
’95. 6.29. 浅間山にて 山腹に群生する…
大きな花が密生して、花の固まりのような姿…
’11. 7. 5. 美ヶ原にて 梅雨の晴れ間に高原を彩る…
’18. 6. 7. 湯ノ丸高原にて また今年もレンゲツツジの季節…
鮮やかな大きな花が次々咲き揃う…
牛などが食べないので、高原の放牧地でレンゲツツジだけが残り、群生地になっていたりします。そんな訳でまったくの野生というより、やや人間よりのイメージもあるのですが、人の暮らしと縁遠い山の中でもきれいに咲いていたりもします…