ヤマシャクヤク
花期が短く、数も少ない。出会えるとやっぱり嬉しい…
’16. 6. 7. 浅間山にて まだ小さなつぼみ…
’16. 4.19. 奈良県にて 少し開き始めています…
’17. 5.31. 佐渡島にて 咲き始め。奥には膨らんだつぼみ…
’07. 5.26. 下北半島にて 手元の図鑑では分布域は関東以西。…違う?!
’17. 5.31. 佐渡島にて やがて花開く…
’08. 5. 2. 愛媛県にて 西日本には群生地もあるらしい…
’12. 5. 6. 山形県にて 売られていたもの。趣きが違う…
これも販売品。そしてより貴重なベニバナヤマシャクヤク…
’17. 6.28. 浅間山にて 薄い花びら。花柱は2個。新品種?
’16. 6.17. 浅間山にて 花びらが散った直後…
’17. 6.16. 立科町にて 若い実…
’97. 9.28. 浅間山にて 黒っぽい種子。赤いのは未熟なもの…
浅間山のものは花びらが薄く、雨で張り付いて開けません。花柱は2個。雄しべも見るからに違います。新品種かとも思うのですが、身近に相談できる専門家はいません。どなたか判定していただけないでしょうか…
薔薇
この時季は、よく植えられているバラを見かけます…
’07. 6. 7. さかき千曲川バラ公園にて
バラの生産が盛んな坂城町…
千曲川沿いの公園では多くのバラが咲き誇る…
この時季はばら祭り…
長い年月にわたって育種改良されてきた園芸品種のセイヨウバラ…
系統的な分類は複雑過ぎて、一般的ではないらしい…
それぞれに名前はついているのですが…
最初から覚えることはあきらめてしまう…
’17. 7.11. 北海道にて ノイバラ。山野で普通に見る野生のバラ…
’13. 6.23. 青海黒姫山にて タカネイバラ。山に咲くバラ…
茨(いばら)の道という言葉通り、花がなければただの邪魔者。ノイバラなどはまさにそのもの。でも花つきよく、きれいに咲き揃えば結構きれい。タカネイバラなどはなかなか出会えない貴重なバラ。でも園芸種の豪華さには遠く及びません。でも、好みとなると人それぞれ。ただ、丹精込めて育てる喜びはあるし、ましていろいろな園芸品種を生み出すとなると、その苦労は遥かに想像を超えてしまいそう…
エンレイソウ
’05. 5.16. 姫川源流にて 葉も外花被片も3枚。内花被片はない…
’03. 5.24. 湯の丸高原にて マイヅルソウの中でつぼみを準備し、葉を広げる…
やがて花を咲かせるシロバナエンレイソウ…
’16. 5. 8. 旧碓氷峠にて 外花被片も内花被片も3枚…
’05. 4.22. 御堂山にて 少し暗い林でも、大きく葉を広げ、花を咲かす…
’16. 5. 8. 旧碓氷峠にて 内花被片が少し色付いたもの…
すっかり色付けばムラサキエンレイソウ。シロバナエンレイソウの品種…
’94. 6.15. 湯の丸高原にて やがて花は終わる…
’07. 5.11. 北海道で見たオオバナノエンレイソウ…
ユリ科なのでがくは外花被片。花びらは内花被片。ユリ属やニッコウキスゲなどでは妥当な表現。でもシロバナエンレイソウではがく、花びらのほうが分かりやすそう。またヒダカエンレイソウなど何種類かの交雑種が図鑑にあるのですが、私はまだ出会っていません…
トウゴクミツバツツジ
木々がやっと芽吹き始める頃、山肌を染めて花を咲かす…
’11. 5.20. 浅間山にて つぼみの上に鞘を載せて…
’11. 5.19. 荒船山にて つぼみがあっても、早くも葉を広げていたり…
葉より先に花を咲かせたり…
’10. 6.11. 池口岳にて 年によって多くの花をつけることもある…
地味の薄い稜線や傾斜地でも育つツツジ類…
’97. 4.27. 黒滝山にて 分布域は標高差がある…
’97. 4.26. 小沢岳にて ツツジの中でも早く咲く花…
’14. 5. 7. 妙義山にて 雄蕊は10…
’97. 5.13. 角間渓谷にて ヒカゲツツジに次ぎ、ヤマツツジに先駆けて咲く…
’97. 6. 2. 浅間山にて 標高が上がれば、咲き出しはまだ先…
私の活動域で見るのはこのトウゴクミツバツツジ。雄蕊が5本のミツバツツジなら分かりそうですが、ほかにも多くのミツバツツジの仲間があります。庭にもよく植えられていて、早くから花を見ますが、標高が高くなると花はまだこれからです。ただ年ごとに当たりはずれがあります…
ツバメオモト
’98. 5.14. 長野 鍋倉高原にて これもそうかなぁ…
’02. 6. 4. 高峰高原にて これは間違いない。葉もつぼみも少ない…
’00. 6. 8. 守門岳にて 葉もつぼみもふえて、少し年長…
花茎を伸ばし、開花が近そうなものもある…
’03. 5.24. 湯ノ丸高原にて いっぱい咲きそう…
’98. 5.15. 鳥甲山にて 咲き始め…
次々花を開く…
’98. 5.23. 白砂山にて マイヅルソウ優勢。笹も侵入…
’99. 6. 9. 湯ノ丸高原にて 亜高山帯の針葉樹林で、しっかり花を開く…
’92. 5.22. 浅間山にて たくさん花を咲かす…
何年生きているのでしょう…
大きい葉をロゼット状に広げるのは、ショウジョウバカマ、ネバリノギラン、ノギラン…。すぐ分かることもありますが、迷うこともあります。花茎が出れば分かります。山の方の花なので、咲くのはこれから。大きさの割りに早く咲く花です…
キクザキイチゲ
春先に野山に咲く花…
’14. 4.27. 岐阜・福井県境 野伏ヶ岳にて 咲き始め。淡い青紫色の花…
’05. 5.18. 新潟 青海黒姫山にて これは赤紫色…
’00. 7. 2. 北海道 大千軒岳にて 白でも目立つ。雪解けが遅ければ花も遅い…
’04. 5. 3. 長野 白馬村にて 山地の落葉樹林などで咲く…
’07. 5. 3. 岩手 八幡平市にて カタクリとともに…
’15. 4.25. 岐阜 白山長滝神社にて 大きな神社の片隅で…
花弁の役割を果たすがく片。花弁はなく、雄しべ・雌しべ多数…
’07. 5. 1. 秋田 鹿角市にて お寺の裏山で…
’07. 5. 6. 岩手 七時雨山にて 山の麓の放牧地で…
’08. 4.16. 箱根にて これはコキクザキイチゲ。小さい…
キクザキイチリンソウともいいます。キンポウゲ科イチリンソウ属。イチリンソウ属はアネモネ Anemone。イチリンソウ、ニリンソウ、サンリンソウ、ヒメイチゲ、エゾイチゲ、アズマイチゲ、ハクサンイチゲなどが含まれます…
タチツボスミレ類
個体差で収まらなければ品種、変種、亜種。それ以上の変異なら別の種…
’09. 5. 4. 山形県鶴岡市にて テリハタチツボスミレ。日本海側の低山に分布…
’05. 5.22. 長野・戸隠高原にて オオタチツボスミレ。白い距が目立つ…
’06. 4. 8. 島根県松江市にて ナガバノタチツボスミレ。西日本に多い…
’09. 5. 4. 秋田県横手市にて ニオイタチツボスミレ。いい香り…
’05. 5.20. 新潟・米山にて ナガハシスミレ。長く突き上げるような距…
’09. 5.19. 長野・八方尾根にて ミヤマナガハシスミレ。ナガハシスミレの品種…
’12. 5.27. 軽井沢植物園にて タデスミレ。すみれらしからぬ姿…
’97. 5.13. 長野県上田市・角間渓谷にて エゾノタチツボスミレ。淡紫色の花も…
’07. 5.13. 北海道芦別市にて アイヌタチツボスミレ。北海道に多い…
’07. 5.23. アポイ岳にて アポイタチツボスミレ。アイヌタチツボスミレの品種
まだ出会えていないもの、写真を持っていないものもあります。さらに稔性のある雑種もあって、結構厄介。これでスミレ科の中のタチツボスミレ類だけの話。厳密な区別点を示そうと思ったら、もっと細部の写真も必要。なかなか奥が深いのです…