ベンケイソウ
’99. 7.24. 湯ノ丸高原で撮った写真。何だろう。
図鑑で調べると、…ベンケイソウ?でも実物は見たことないし…
4年後 ’03. 7. 4. 同じ辺りに2本。ほかには見当たりません。
’03. 8. 8. つぼみ。ベンケイソウに間違いなさそうです。
’03. 8.22. まだつぼみ…
いいえ、咲き始めています。
’03. 9. 2. 花が咲きました。
’03. 9.27. 実になっています。
’09. 8.20. 飯豊連峰で撮ったミツバベンケイソウ。
’00. 8. 5. こちらの方がまだよく見るホソバノキリンソウ。湯ノ丸高原にて。
私にとっては珍しくて、花が咲くまで確認しました。あるところには普通にあって、自分の活動域に少ないだけかもしれません。キリンソウやイワベンケイの方がむしろ馴染み。その後ほかのベンケイソウにも出会っていません。ちなみに最初の写真には、前年のドライフラワー状態らしきものが写っています。
マツムシソウ
山ではいつの間にか秋の花が目立つようになります。
まだ固いつぼみ ’99. 7.24. 下の2枚の写真も
つぼみの集合体 最後の写真以外の撮影地はすべて湯ノ丸高原
外側から膨らんで…
開花 ’97. 8. 7.
斜面を飾る ’00. 8.22.
つぼみもあれば、すっかり花開いたものも… ’16. 7.20. 下の写真も
ミヤマシロチョウ
虫たちも集まり… ’00.8.22. 湯ノ丸高原にて
秋の花、競演 ’97. 8.29. 湯ノ丸高原にて
タカネマツムシソウ。やがて実を結ぶ… ’12. 8.22. 東北・朝日連峰にて
昔の花の写真を見直すと、改めて湯の丸高原で撮ったものが多いことに気づきます。ただし、湯ノ丸山、烏帽子岳、地蔵峠周辺、長野県側の渓流コース、群馬県側の桟敷山、池の平、三方ヶ峰、篭ノ登山など、かなり広いエリアを含みます。高山植物は多くないのですが、亜高山帯の植物を中心に花の種類は多い場所です。
アキノキリンソウ
山では秋の花が咲き始めます。
咲き始め ’99. 7.29. 湯ノ丸高原にて
マツムシソウやツリガネニンジンとともに… ’03. 8.28. 高峰山にて
ミヤマアキノキリンソウ ’00. 7. 8. 暑寒別岳にて
登山道を飾り… ’12. 7.31. 天塩岳にて 下の写真も
時に群生して…
集合花が穂状に次々と… ’16. 8. 9. 黒斑山にて 下の写真も
そして実を結ぶ…
大きく勢力を伸ばす… ’03. 9. 2. 湯ノ丸高原にて 下の写真も
ワレモコウやカワラナデシコとともに…
やがて… ’03. 9.27. 湯ノ丸高原にて
夏まで雪が残るような山では、雪融け直後の春のような花が夏に見られます。一方立秋、お盆ともなれば秋風が吹いて、秋の花もせかされるように咲きます。山の花の季節は濃密。それは人を楽しませるためではなく、厳しい自然環境のため。そうしなければ子孫を残せません。そうやって命を繋いでいます。
ノアザミ
まだ固いつぼみ ’99. 7.24.
それでも少し膨らんで… ’99. 7.24.
口を開くように外側から… ’99. 7.24.
こっちは中心も… ’99. 7.29.
咲き始め ’99. 7.24.
こっちは外側から… ’99. 7.24.
随分咲いて… ’99. 7.24.
小さなハナカミキリの仲間 ’99. 7.29.
刺激を受けて花粉を出す… ’03. 8. 8.
花盛り… ’03. 8. 8.
同じ場所でも花の咲き方はまちまち。個体数が多ければ、1日観察しただけで花咲く様子が分かってきたりします。これらの写真は3日分。’99. 7.24. 臼窪湿原から烏帽子岳にかけて撮った6枚。5日後の ’99. 7.29. 池の平で撮った2枚。’03. 8. 8. 臼窪湿原で撮った2枚。大発見じゃなくても、自分でそうかって分かるのは楽しいものです。
シシウド
大きくて目立つのに、あまり注目はされていない…
膨らんで… ’03. 7.22. 撮影場所の記載のない写真は湯の丸高原にて
皮を破るように現れる花序… ’99. 7.29.
少しずつ伸びて… ’14. 7. 8.
伸びて… ’03. 7.22.
広がって… ’15. 8. 2.
多くの小さなつぼみを見せる… ’97. 8. 7.
小さな花が咲き始めて… ’16. 7.20.
大きく花をさし上げる… ’97. 8. 7.
花火のよう…。人には人気がなくても… ’13. 8. 3.
虫には人気。もう花は終わりなのに… ’03. 8.13. 早池峰山にて
やがて実を結び… ’01. 9. 6. 北アルプスにて
多くの種を残す… ’97. 9.28. 浅間山にて
特にきれいということはなく、素通りしてしまったりもするのですが、よく見ると面白かったりします。場所によっては大型のセリ科植物でも何種類もあったりするので、特定に困ることもあります。
マルバダケブキ
キク科なのに、まるでセリ科みたい…
茎の途中が膨らんで… ’16. 7.12. 以下2枚も
つぼみが出てくる… すべての写真は 湯ノ丸高原にて
セリ科のシシウドみたい…
つぼみ ’99. 7.24.
咲き始め ’13. 8. 3.
花数の少ないものも… ’99. 7.24.
徐々に花開いて… ’97. 7.19.
やがて咲く… ’16. 7.12.
クロアゲハなどが受粉を助けます。 ’03. 8.22.
湯ノ丸山 ’15. 8. 2.
あまり注目されない花ですが、花茎の発生が面白いし、花よりつぼみに惹かれて写真を撮ったりします。キク科メタカラコウ属ー最近植物分類が大きく変わって、…古かったらごめんなさい。分布は本州・四国。東北・北海道で見るのはトウゲブキ。海辺などで見るツワブキも仲間かと思ったら、こちらはツワブキ属という別属でした。