雲
高い山の稜線。広がる空。さまざまな雲が姿を見せる…
’86. 8.25. 東大雪の山並みの上に大きな雲。再び姿を現す朝の太陽…
’89. 8.19. 槍ヶ岳に向かう飛騨沢の朝。抜戸岳の左奥に笠ヶ岳…
’96. 8. 2. 大きな台地状の平坦地を持つ双六岳にて…
’90.10.20. 赤石岳の彼方に湧いた小さな雲が、急速に発達し、上空に迫る…
’96. 8.24. 雲湧く蒲田谷。飲み込まれる西鎌尾根。秋空。槍穂高連峰…
’03. 9.30. 雲湧く左俣谷。樅沢岳。ブロッケン現象…
’96. 8.24. 双六岳へ続く稜線。その先に笠ヶ岳。雲海が迫る…
雲海に浮かぶ黒部五郎岳。その彼方に夕日が沈む…
’96. 7.19. 不安定な天気。怪しげな乳房雲。志賀高原、笠ヶ岳。夕映え…
’96. 8.19. 日没後、少し待つと東の空が淡く色付く。槍ヶ岳…
森林限界を越えるような山の魅力は、何といっても広い展望。朝夕の景色。雲が味方してくれたら、もう絶景…
チシマギキョウとイワギキョウ
夏の山。稜線に咲く高山植物たち…
’00. 7. 8. 暑寒別岳にて チシマギキョウのつぼみ。咲き始めで花も上向き…
がくや花冠の縁に毛があり、横向きに咲く…
’02. 7. 8. 八ヶ岳のチシマギキョウの花はあまり開かない…
こちらはイワギキョウ…
不安定な砂礫地でも咲いている…
’12. 7.20. 駒ヶ岳にて 小さな花。でも葉に比べると大きくてかわいい…
’12. 8. 2. ニセイカウシュッペ山にて イワギキョウだけどやや下向き…
’16. 7.25. 白山にて 普通はやや上向きに咲く…
’12. 7.26. 利尻山にて 花はコバルトブルー…
’12. 8. 3. 大雪山にて 登山道脇にさまざまな植物がひしめく…
同系色のミヤマリンドウとの取り合わせ。でも厳しい生存競争か…
夏まで雪が残る高山では、春の花が夏に見られたりします。一方、涼しくなるのも早くて、秋の花が夏に見られたりもします。チシマギキョウやイワギキョウを下界で咲かせられたら、咲くのは初夏?それとも秋口?或いは盛夏?キキョウには秋のイメージがあるのですが…
山上のお花畑
短い山の夏。咲き競う高山植物。奇跡の別天地…
’90. 7.21. 赤石岳とシナノキンバイ、ハクサンイチゲ…
’96. 7.25. 北アルプスにて ハクサンイチゲ、シナノキンバイ…
’14. 7.15. 八ヶ岳にて チョウノスケソウ…
’12. 8. 2. ニセイカウシュッペ山にて チシマノキンバイソウ…
’86. 7.29. 飯豊連峰・大日岳とチングルマ…
’12. 8.24. 飯豊連峰にて ミヤマコゴメグサ…
’94. 8.16. 五色ヶ原にて ヨツバシオガマ…
氷河時代の遺物ともいわれる高山植物。短い夏、厳しい山の上で命を繋ぐ。野の花よりも鮮やかで大きな花をつけ、時に群生して見事なお花畑になる…
ヨツバシオガマ
夏の山のお花畑を彩る鮮やかな花…
’09. 8.20. 飯豊山にて 山上に広がるお花畑。そこに点在する花…
’00. 7.14. 芦別岳にて 花は下から上に向けて順に咲く…
’03. 8. 7. 北アルプス・双六岳にて くちばし状の上唇が特徴的…
’03. 8.13. 早池峰山にて より細かく分類されたりもする…
’12. 7.19. 八甲田山にて ハッコウダシオガマは大型で花穂が長い…
’12. 8. 3. 大雪山にて これは普通のヨツバシオガマ…
順に咲き上がり、早く咲いた花はしぼんでしまう…
’17. 7.11. 北海道・徳瞬瞥山にて あまり見ない咲き揃った姿…
浜で目立つ塩竈。葉まで目立つのでシオガマ。…ダジャレか。平地ではあまり見ないシオガマギク属。山では目立つ存在。ほかにも多くのきれいな花があります。ゴマノハグサ科だったのですが、分類が見直されて今はハマウツボ科だそうです…
北アルプスの山々
夏山シーズン到来。人気の北アルプスへ…
’96. 8.22. 赤牛岳に向かう稜線からの水晶岳。奥に槍ヶ岳が見える…
’94. 7.17. 雲湧く奥大日岳…
’91. 8.26. カールを抱く黒部五郎岳…
’89. 8.20. 北穂高岳にて 涸沢カール、北尾根、前穂高岳、そして奥穂高岳…
’96. 8.19. 樅沢岳にて 槍ヶ岳。左は大天井岳。夕方…
’94. 7.16. 大日岳にて 雲海に浮かぶ毛勝山。夕日に染まる…
さらに南、大きな薬師岳。雲海。夕日が雲を照らす…
’89. 8.20. 穂高岳山荘にて 暮れ行くジャンダルム…
’89. 8.10. 雪倉岳避難小屋にて 夜の白馬岳…
憧れの北アルプス。暑さとは無縁の山上の楽園。絶景…。今年は猛暑。小諸でも暑い。もっと暑いところがある。分かっていても耐え難い暑さ。思考が停止しそうです…
シャジクソウ
どこでも見かける雑草。シロツメクサ。クローバー…
’17. 7.15. 霧多布にて よく見るときれいな花。マメ科らしい蝶形花…
’15. 6.10. 東太郎山にて こちらはムラサキツメクサ。ともに外来種…
’99. 7.29. 三方ヶ峰にて そしてこれがシャジクソウのつぼみ…
’99. 7.24. 烏帽子岳にて 咲き始め。皆マメ科シャジクソウ属…
’97. 7.19. 三方ヶ峰にて シャジクソウはこの属唯一の在来種…
’94. 7.11. 三方ヶ峰にて 浅間山周辺や湯の丸高原では珍しくないものの…
’97. 7. 6. 浅間山にて 分布は北海道、宮城、群馬、長野と限定的…
’99. 7.24. 烏帽子岳にて 山でしか見たことがないのですが…
’14. 7. 8. 烏帽子岳にて 海岸の岩場でも見られるらしい…
’98. 8.14. 三方ヶ峰にて やがてマメ科らしい実ができる…
放射状の小葉から車軸草。小さいけれど色鮮やか。車軸藻植物というのがあって、両者が同時に語られることはないとは思うのですが、紛らわしい。ちなみに種のレベルではシャジクモ。これで煩雑さは解消!?むしろ複雑…
栗の花
1992年、小諸に引っ越してきた当時から庭にあった切り株。よくひこばえして、その内の数本を残してみる。何の木だろう…
2003年7月5日、大きくなって花をつけて…
枯れて行く多数の雄花の付け根の方に、わずかに膨らむ若い実…
まだ小さいけれど、いがになるのは分かる…
7月20日、雄花の房は落としたものの、まだまだ小さい…
いがは小さな虫に対する防御ではなさそうだ…
8月25日、こうなれば誰が見ても間違いない、クリ…
でもまだ小さい…
10月2日、しっかり熟してイガが割れる…
落ちたクリ。実が入ったのは3つの内1つ…
収穫…
昔、クリの花が何故あんなクリの実になるのか不思議でした。多くの花が房になって咲いているという認識がなくて、房全体がひとつの花と思ってしまっていたのです。最初は何の木かも分からなかった切り株が、今は屋根を越える高さに成長しています。身近に観察すると小さな発見があります。今は盛んに雄花を落として、その房が雨に濡れています。今年も実りの秋が楽しみです…