アセビ
まだ肌寒いのに、花を咲かせ、春を告げる…
’05. 1.31. 大和葛城山にて 意外なほどこのつぼみは赤い…
’13. 4. 9. 伊豆・猫越(ねっこ)岳にて 以下の写真も
常緑で小さな花をたくさんつけるツツジの仲間…
道沿いにずっとアセビ…
よく植えられてもいるので、馴染みなのですが、ちょっと地味な印象…
でもここは、花つきがよ過ぎるくらい…
’16. 4.19. 伯母子岳にて 下の写真も 枯れ始めた花もある…
山麓では若葉の芽吹き…
花のように鮮やか…
’09. 4. 6. 南アルプス南深部・高塚山にて 葉の付け根が赤い…
花が赤みを帯びるアケボノアセビなどもあるので、大和葛城山で撮ったつぼみはそういうものかもしれません。アセビの群生は珍しくないと思うのですが、伊豆・猫越岳のものは花つきが異常なほど。毎年なのか、その年特別だったのかは分かりません。日当たりなどによっては、花がつかなかったりするようです。高塚山のものは葉の付け根が赤いので、若葉から葉緑素を持つ普通の葉に変わったばかりかもしれません…
スイセン
場所によっては春一番。場所によっては花が咲く…
’05. 2. 2. 紀伊大島樫野埼にて 下の写真も
古い時代に中国経由で入ってきたもの。野生化しているものもある…
’06. 4.10. 伯耆大山西麓で巨木巡りをしている時に…
’06. 4.15. 福島県白河市のシダレザクラ咲くお寺で…
’04. 3.21. 国営ひたち海浜公園にて 以下の写真も
いつ行っても何らかの花が咲いているような広い公園…
この時はスイセンが満開でした…
そして、さまざまな園芸品種…
家族旅行で行った有料施設…
’12. 4.24. 群馬県の岩櫃山の登山口近くで撮ったもの…
場所によっては年明け前に咲き始めていたり、寒い地域ではまだまだ先だったりしますが、やはりスプリング・エフェメラル。春告花。古くに帰化したものを日本水仙などと呼んで紛らわしいのですが、元々日本にはなくて地中海沿岸が原産のようです。
雪影
陽射しは温もりを増す。でも山には多くの雪…
’02. 3.13. 夜明け前の空を雪面が映す。浅間山の斜面と小浅間山…
’95.12.30. 北アルプス・蒲田川右俣谷にて 下の2枚の写真も
’96. 1. 2. 朝の陽射しが雪原に木々の陰を伸ばす…
’95.12.31. 流れを覆いきれない雪の造形…
’06. 2. 8. 安達太良山麓にて 下の写真も
倒木も切り株も岩も覆いつくす雪面に動物の足跡…
’03. 1.16. 湯ノ丸高原にて 下の写真も 日は傾き、木々の陰が伸びる…
人の踏み跡を覆いきれない新雪。でも今日歩いた人はいない…
’00. 3.10. 野尻湖にて 暮れ行く空を映す…
立春寒波。春の到来と厳しい冬の継続の宣言。北陸では大雪。困りものの雪は一方で美しい…
セツブンソウ
間もなく節分。ということで…
’05. 2.27. 栃木県栃木市星野の自生地…
節分の頃に咲くのでセツブンソウ…
でも限られた有名な自生地でしか見られなくなってきています…
’05. 3.19. 埼玉県小鹿野町堂上の自生地…
地元の人の保護活動があって見ることができます…
区画された場所だけで群生…
’08. 3.25. 長野県千曲市戸倉の自生地…
’16. 3.23. 以下の写真も戸倉にて キンポウゲ科の小さな花…
花びらに見えるのはがく。花びらは花糸に紛れて…
紫色の雄しべの葯の周りの黄色い点が、二股の蜜腺状になった花びらの先端…
私が出会ったのは保護されたこの3ヶ所の自生地のみ。山で偶然出会ったことはありません。節分の頃に咲くというので、もう少し標高の低い場所が適地だったのかもしれません。そこは人間の活動域、または人目につきやすかったか。主に石灰岩地の樹林内に群生します。
梅
もう梅が咲き始めているらしい…
’05. 2. 5. 大阪、河内国の一宮の枚岡(ひらおか)神社を訪ねると…
梅が咲いています…
つぼみもあるけれど…
きれいに咲いています…
まだ肌寒いのに…
’05. 2.21. 筑波山梅林も花盛り…
こちらもまだつぼみは多いものの…
温もり強まる陽射しを浴びて…
見事に咲いています…
’09. 2.26. こちらは巨木を見に行っ神奈川県清川村煤ヶ谷(すすがや)にて
早咲きの梅が咲いていると、少し前にラジオで聞きました。長野県小諸市に住んでいると考えられない話。これから花が咲き出すと、季節の歩みの地域差を一番感じる季節。毎年のことなのに、いつも新鮮に驚いてしまいます…
冬の富士山
冬晴れ。厳しい寒さ。雪を戴く富士が聳える…
’97. 3.17. 南アルプス茶臼岳にて 下の写真も
天候は回復。富士山から日が昇る…
’97. 1.21. 山中湖にて 朝日が富士山を染める…
’06.12.20. 三国峠にて 朝日を浴びる富士山。彼方には南アルプス…
’89.10.26. 金峰山にて 雲海の彼方に朝の富士山を見る…
’90.11. 2. 甲武信岳にて 広瀬湖から東沢を登り詰めて見る富士山…
’90.11.25. 南アルプス千枚岳にて 悪沢岳から下山。千枚岳の彼方に富士山…
’03. 1. 9. 湯ノ丸山にて 彼方に小さく姿を見せる夕映えの富士山…
’91. 1.29. 金峰山にて 夕日を浴びる富士山…
’97. 1.20. 愛鷹(あしたか)山塊越前岳にて 夕映え…
冬の富士山を朝から夕へ、1日の出来事のように並べてみました。
クスノキ
寒い冬に暖かい方へ。そこで見たクスノキの巨木…
蒲生の大クス(鹿児島県) ’08.12.28. 幹周り24.2mは巨木日本一。
来宮神社の大クス(静岡県) ’07.11.23. 推定樹齢2000年。幹周り23.9mは2位。
葛見神社の大クス(静岡県) ’09. 2.28. こちらも伊豆。幹周り15m。
川古のクス(佐賀県) ’10. 2. 2. 推定樹齢3000年。幹周り21m。再登場ですが…
全景も迫力ですが、間近に見る幹もすごい…
塚崎の大クス(佐賀県) ’10. 2. 2. 推定樹齢3000年。幹周り13.6。
上の写真でも傷みが激しいけど、裏に回るとこんな感じ。よく生きてる…
武雄の大クス(佐賀県) ’10. 2. 2. 推定樹齢3000年。幹周り20m。
湯蓋の森(福岡県) ’10. 2.25. 幹周り15.7m。宇美八幡宮にはほかにも…
衣掛の森 推定樹齢1000年。幹周り20m。
巨木の写真は難しい。その大きさ、迫力がなかなか伝わりません。実物を見てもらうのがいいのですが…