季樹歳彩-写真歳時記

きぎさいさい

浅間山の紅葉

自宅の小諸から毎日のように見る浅間山

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’95. 9.22. 荒涼とした山の上部から始まる紅葉。オノエイタドリか?

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’95.10. 2. ヒサシゴーロ尾根の斜面。主体はダケカンバ?

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’95.10. 2. ツタウルシ?でしょうか…

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’96.10.10. 不動滝。黄葉はイタヤカエデ?

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’96.10.10. サラサドウダン?の紅葉。

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’96.10.10. もみじやつつじなどの紅葉。ダケカンバなどの黄葉。

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’96.10.18. 高峰高原に向かうチェリーパークラインにて。シラカバなど…

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’98.10.29. 遅れて色付くカラマツ。チェリーパークラインにて。

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’92.10.30. 浅間山登山道のカラマツ。

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’92.11.10. すっかり葉を落としたシラカバ。浅間山麓にて。

南アルプスの紅葉に続いて近所の浅間山の紅葉。こちらも懐かしい昔の写真。昨日は久しぶりの山登り。足慣らしに湯ノ丸山に行ってきました。色付き始めてはいましたが、なかなかきれいな紅葉とはなってくれません。浅間山にもナナカマドはありますが、鮮やかな紅葉に出会ったことがありません。

南アルプスの紅葉

紅葉は山の上から始まります。

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’90. 9.12. ウラシマツツジの紅葉 ボーコン沢ノ頭にて

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’90. 9.26. 黄葉 仙丈岳にて

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’90. 9.27. 黄葉 三峰(みぶ)岳にて

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’90. 10. 5. 西農鳥岳 三国平にて

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’90.10. 6. ダケカンバ 安倍荒倉岳にて

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’90.10. 7. 紅葉 雪投沢にて

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’90.10. 8. カツラ 池ノ沢にて

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’90.10. 8. 雨 池ノ沢池にて

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’90.10.16. カラマツの道 伝付(でんつく)峠にて

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’13.11. 6. 黄葉 鋸岳にて

古い写真を引っ張り出してデータを確認すると、とんでもない山行を続けていたことが分かります。我ながら驚き、感心してしまいます。そんな山行を『ひねもす通信Ⅱ』で紹介したくなりました。でもまだフィルム。ほとんどデジタル化できていません。かなり先のことになりそうです。なお体調はいたって元気。ご心配をおかけしました。でも山登りはもう少し体力をつけてからになりそうです。

オヤマリンドウ

秋の山でよく見る花…

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’16. 8. 9. まだつぼみ 黒斑山にて

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’03. 9.27. 膨らんで… 湯ノ丸高原にて

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’08. 9. 9. 咲いても開ききらず… 妙高山にて

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’12. 8.22. 翳れば閉じ、霜にやられたり… 朝日連峰にて

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’92. 9. 4. それが秋の花らしい… 浅間山を背景に黒斑山にて

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’97. 8.29. 湯ノ丸高原にて

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’14. 9.15. 湯ノ丸高原にて

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’15.10.15. こちらはリンドウ 妙義山にて

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’95.10. 3. 普及した園芸種の元のエゾリンドウ 浅間山にて

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’12. 8. 9. 北海道のエゾリンドウ 日高山脈にて

寝込む前に用意していたものです。まだ本調子ではありません。ブログ再開もゆっくりになりそうです。普通に食べる、なんて当たり前のことが出来なくなって、それがどんなに有難いことか思い知らされます。でも2週間、ろくに食べずに生き続ける人間も、結構たくましい。そして、今回助けて頂いた方々に心より感謝申し上げます。

ベンケイソウ

’99. 7.24. 湯ノ丸高原で撮った写真。何だろう。

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図鑑で調べると、…ベンケイソウ?でも実物は見たことないし…

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4年後 ’03. 7. 4. 同じ辺りに2本。ほかには見当たりません。

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’03. 8. 8. つぼみ。ベンケイソウに間違いなさそうです。

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’03. 8.22. まだつぼみ…

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いいえ、咲き始めています。

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’03. 9. 2. 花が咲きました。

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’03. 9.27. 実になっています。

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’09. 8.20. 飯豊連峰で撮ったミツバベンケイソウ。

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’00. 8. 5. こちらの方がまだよく見るホソバノキリンソウ。湯ノ丸高原にて。

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’14. 7.15. 高山植物イワベンケイ八ヶ岳にて。

私にとっては珍しくて、花が咲くまで確認しました。あるところには普通にあって、自分の活動域に少ないだけかもしれません。キリンソウやイワベンケイの方がむしろ馴染み。その後ほかのベンケイソウにも出会っていません。ちなみに最初の写真には、前年のドライフラワー状態らしきものが写っています。

マツムシソウ

山ではいつの間にか秋の花が目立つようになります。

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まだ固いつぼみ  ’99. 7.24. 下の2枚の写真も

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つぼみの集合体  最後の写真以外の撮影地はすべて湯ノ丸高原

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外側から膨らんで…

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開花  ’97. 8. 7.

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斜面を飾る  ’00. 8.22.f:id:notahiro:20170823084712j:plain

つぼみもあれば、すっかり花開いたものも…   ’16. 7.20. 下の写真も

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ミヤマシロチョウ

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虫たちも集まり…  ’00.8.22. 湯ノ丸高原にて

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秋の花、競演  ’97. 8.29. 湯ノ丸高原にて

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タカネマツムシソウ。やがて実を結ぶ…  ’12. 8.22. 東北・朝日連峰にて

昔の花の写真を見直すと、改めて湯の丸高原で撮ったものが多いことに気づきます。ただし、湯ノ丸山、烏帽子岳、地蔵峠周辺、長野県側の渓流コース、群馬県側の桟敷山、池の平、三方ヶ峰、篭ノ登山など、かなり広いエリアを含みます。高山植物は多くないのですが、亜高山帯の植物を中心に花の種類は多い場所です。

アキノキリンソウ

山では秋の花が咲き始めます。

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咲き始め  ’99. 7.29. 湯ノ丸高原にて

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マツムシソウツリガネニンジンとともに…  ’03. 8.28. 高峰山にて

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ミヤマアキノキリンソウ  ’00. 7. 8. 暑寒別岳にて

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登山道を飾り…  ’12. 7.31. 天塩岳にて 下の写真も

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時に群生して…

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集合花が穂状に次々と…  ’16. 8. 9. 黒斑山にて 下の写真も

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そして実を結ぶ…

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大きく勢力を伸ばす…  ’03. 9. 2. 湯ノ丸高原にて 下の写真も

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ワレモコウやカワラナデシコとともに…

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やがて…  ’03. 9.27. 湯ノ丸高原にて

夏まで雪が残るような山では、雪融け直後の春のような花が夏に見られます。一方立秋、お盆ともなれば秋風が吹いて、秋の花もせかされるように咲きます。山の花の季節は濃密。それは人を楽しませるためではなく、厳しい自然環境のため。そうしなければ子孫を残せません。そうやって命を繋いでいます。