島々谷
初めは林道歩き。川も水量があり、川幅も広い…
二俣からは登山道。細い道が谷の奥へと続く…
川を見下ろして、よく踏まれた道を行く…
島々谷南沢…
山が迫り、河原はなくなり、きれいな急流が続く…
風情ある戻り橋…
狭窄部を流れる南沢…
雨で増水した沢の水を集めて流れる…
瀬戸ノ滝…
狭窄部の先の上流へ…
岩魚留ノ滝。さらに沢を詰め、徳本(とくごう)峠へ…
徳本峠からの雲絡む穂高連峰…
2014年11月27日、29日の撮影です。雨で増水した写真は3日目、29日のものです。現在のように車道が上高地まで通じるようになる前に歩かれたルートです。古い登山記録などではよく出てくるので、一度歩いてみたいと思っていました。この時は二百名山の霞沢岳を目指したのですが、積雪もあり、途中断念しました…
会津駒ケ岳の秋
夏までは山に登ると季節は逆戻り、でも秋は季節が進んで行きます…
少し色付き始めた木々の葉を見ながら、山を登ります…
まだ緑が残っています…
秋が深まって行きます…
茶色く枯れていく葉も、それはそれできれい…
色を残す落ち葉が登山道に散り敷かれています…
昨日の雨の雫…
日射しもどこか柔らかい…
木もさまざま。同じ黄色でもいろいろな黄色があります…
やはりカエデの仲間は美しい…
そして鮮やかな紅葉…
さらに登れば、もう晩秋の気配…
’13.10.31. に会津駒ケ岳で撮った紅葉の写真です。途中はよかったのですが、山頂には雲が絡み、わずかながら積雪もあって、寒い思いをします。1日で季節の変化を楽しんでいるつもりだったのですが、時々想像を超えてしまうこともあります…
イワインチン
秋は山の上から…
’16. 7.20. 湯ノ丸高原にて 小さな葉に埋もれるようなつぼみ…
’18. 8.14. やがて少しほころぶ…
’21. 8.30. そして花咲く…
シラネニンジンなどとともに…
’14. 9.15. 舌状花のないキク科の花…
湯ノ丸高原などでは普通に見られる…
’21. 8.30. 黒斑山にて 東北南部から南アルプスにかけて分布…
’21. 8.30. 篭ノ登山にて 花はイソギクに似ている…
高峰山を背景に…
山に咲く小さな野菊…
黒斑山から湯ノ丸高原にかけては普通に見られるのですが、意外と限定的な分布です。随分前に東北の朝日連峰で見たことがあります。花が少なくなっていく山の秋に咲く小さなかわいい花です…
エゾタカネスミレ
’17. 7.18. 大雪山で出会ったエゾタカネスミレ…
タカネスミレの亜種。北海道の山に分布する…
結構あります…
花びらを落とし、若い実になっているものもあります…
一個体か確認しなかったけど、固まりになっている…
他の植物が育たない砂礫の風衝地に生える…
その性質はタカネスミレの仲間に共通…
岩の窪みに身を屈めて…
花が終われば少しでも遠くへ種を飛ばす準備…
けなげに、たくましく、生きている…
そんな中の、選り好みの一枚…
以前紹介したキバナシオガマと同じ日に撮ったものです。この時のさらに前に大雪山に行った時、キバナシオガマもエゾタカネスミレも花は終わっていて、少し時期を早めて見に行きました。タカネスミレの仲間は山域ごとに進化して、それぞれ亜種とされています。エゾタカネスミレ。東北のタカネスミレ。ヤツガタケキスミレ。そして北アルプス、中央アルプスのクモマスミレです…
藤
2016年5月11日、車を走らせていると藤の花が目に止まります…
見事に咲く藤…
蝶形花と呼ばれる特徴的なマメ科の花…
ひとつひとつもなかなかかわいらしい…
手入れされた藤棚もきれいですが、野性でも負けていません…
まだつぼみもありますが、ちょうど見ごろかもしれません…
確認はしていませんが、これ皆一本の蔓からかもしれません…
土手状になった道の下の木に絡みついているので、道からはちょうど目線の高さ。この時季よく見る藤ですが、なかなかこんなに都合よくは咲いてくれません…
『浅間山物語』をスライドショーDVDとしてまとめ直しました。現在小諸図書館で上映して頂いています。荒涼とした火山として誕生した浅間山が、長い歳月を経て、動植物豊かな山となる。そんなイメージで編集した20分ほどの作品です。是非見に行ってみてください。6月初め頃までです…